ブラシを使わず洗える超音波洗浄機
超音波洗浄機は、20〜50キロヘルツの振動を利用してキャビテーション効果によって器具についた汚れを分解して落とす事ができる装置です。
使用する際には中に、水か有機溶剤を入れて使います。
タワシなどでこする必要もない上、目に見えない分子レベルの汚れにも効果がある技術です。
主に精密機器や光学機器など細かくて繊細なものの洗浄に用いられています。
初期投資が少し必要ですが、洗剤などをあまり必要としないのでコストをかけずに使うことができます。
工場や実験室では、余計なブラシを使わない超音波洗浄機はとても重宝されています。
器具を傷つけることもなく、余分な汚れの混入の心配もないからです。
使用中は若干音がしますが、騒音というレベルではないので安心です。
実は身近なところでも、超音波洗浄機は利用されています。
メガネや細かな貴金属を洗浄するのに、専門店で小型タイプを置いているところは少なくありません。
その際、中に入れるのは水道水ですし洗剤も不要なので誰でも簡単に使えます。
洗い終わった製品を子供が誤って口に運んだとしても心配いらないでしょう。